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発達障害とは?

「発達障害」とは、生まれつき脳の働き方の違いによって、社会生活や日常生活に困難が生じる状態を指します。発達障害は、個人の性格や努力不足が原因ではなく、脳の機能的な特性であり、多様な困難や能力を併せ持つことが特徴です。

発達障害

発達障害は、その特性によっていくつかのタイプに分けられます。

ASD(自閉スペクトラム症)

対人関係の困難

他人の気持ちを理解したり、場の空気を読んだりすることが苦手な場合があります。

コミュニケーションの困難

言葉のニュアンスを理解したり、自分の考えを言葉で表現したりすることが苦手な場合があります。

特定の関心やこだわり

強いこだわりや、特定の物事への強い関心を持つことがあります。同じ行動を繰り返すこともあります。

ADHD(注意欠如・多動症)

不注意

集中力が続かず、忘れ物やミスが多い、気が散りやすいなどの特性があります。

多動性・衝動性

落ち着きがなく、じっとしていられない、思いついたことをすぐに行動に移してしまうなどの特性があります。

SLD(限局性学習症)

読み・書き・計算などの困難

全体的な知的発達に遅れはないものの、特定の分野(読み書き、計算、推論など)の学習に著しい困難を抱える特性があります。

発達障害は、これらの特性が単独で現れることもありますが、複数の特性が重なり合っている場合も多いです。

大切なのは、これらの特性を「できないこと」と捉えるのではなく、その特性に合った環境や方法を見つけることで、その人の持つ才能や能力を最大限に活かすことができるという点です。

どうやって見つけるの?

「発達障害」の診断は、専門の医師が、問診や行動観察、心理検査などを通じて総合的に判断します。自己診断だけで判断することはできません。

子どもの場合

  • 言葉の発達が遅い
  • 目が合いにくい、他の子どもとの遊びに参加したがらない
  • 落ち着きがなく、授業中に立ち歩いてしまう
  • 忘れ物や失くし物が多い
  • 特定の物事に強いこだわりがある

2. 大人の場合

  • コミュニケーションがうまくいかず、職場の人間関係に悩むことが多い
  • 仕事でミスが多く、何度注意されても改善されない
  • 片付けが苦手で、家の中が散らかってしまう
  • 予定を立てたり、計画通りに行動したりすることが苦手
  • 周囲の音や光、匂いに過敏に反応してしまう

これらのサインは、誰にでも当てはまるように感じるかもしれません。しかし、その特性が原因で、日常生活や社会生活に「生きづらさ」を感じ、困難を抱えているかどうかが重要なポイントとなります。

ご本人様へ(日常生活に何らかの生きづらさを感じたら)

「どうして自分だけ、みんなと違うんだろう…」

「頑張っているのに、なぜかうまくいかない…」

「人付き合いが苦手で、いつも疲れてしまう…」

もし、あなたが日々の生活の中で、このような「生きづらさ」を感じていらっしゃるなら、それはあなたの性格や努力不足が原因ではありません。もしかしたら、その生きづらさの根底には、発達障害の特性が隠れているのかもしれません。

「発達障害」と聞くと、特別なことのように感じられるかもしれません。しかし、それは「あなたの脳の個性」であり、あなたが悪いわけではありません。大切なのは、まずその特性を理解し、あなたに合った生き方や働き方を見つけることです。

当院では、あなたの話をじっくりと伺い、専門的な視点から、その「生きづらさ」の正体を一緒に探していきます。

診断を受けることのメリット

自身の特性を客観的に理解することで、自己肯定感を取り戻すきっかけになります。

困難の原因が明確になり、適切な対処法やサポートを得ることができます。

職場や学校など、周囲に特性を説明しやすくなり、配慮を求めることが可能になります。

「生きづらさ」は、我慢する必要はありません。一歩踏み出し、ご自身の特性を知ることで、あなたはもっと楽に、あなたらしく生きられるようになります。どうぞ、お気軽にご相談ください。

ご家族の方へ(大切な家族が発達障害かもと思ったら)

「うちの子、どうも他の子と違うような気がする…」

「夫(妻)との会話がいつもかみ合わない…」

「なぜ、この人はこんなに片付けができないんだろう…」

大切なご家族の言動に、疑問や戸惑いを感じたとき、もしかしたら「発達障害かもしれない」と考えることがあるかもしれません。

しかし、「もしそうだったら、どうすればいいんだろう?」と不安になったり、ご本人にどう伝えれば良いか分からなかったりする方も多いのではないでしょうか。

まず、ご家族の方に知っていただきたいのは、「発達障害は病気ではない」ということです。それは、その人の生まれつきの特性であり、その特性を理解し、尊重することが何よりも大切です。

ご家族にできること

まずは相談

ご本人にいきなり「発達障害かもしれない」と伝えるのではなく、まずはご家族だけでご相談にいらしてください。特性への理解を深め、どのように接すれば良いか、具体的なアドバイスをさせていただきます。

特性を理解する

なぜその行動をとるのか、その背景にある特性を理解することで、怒りや戸惑いといった感情が和らぎ、冷静に向き合えるようになります。

専門家のサポートを求める

ご家族だけで問題を抱え込まず、専門機関や支援団体を頼ってください。患者さんご本人だけでなく、ご家族の皆様が安心して生活を送るためのサポートも、当院の大切な役割です。

大切な家族の「個性」を理解し、お互いにとってより良い関係を築くために、私たち専門家を頼ってください。

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