ISO9001取得

平成１５年１０月２３日、社会福祉法人敬仁会は「ISO ９００１」の認証を取得いたしました。
その取り組みの一部を簡単にご紹介いたします。

ISOって何？

ISO（国際標準化機構：International Organization for Standardization）とは、1947年に設立された、各国の代表的標準化機関から構成される民間団体です。国際的にモノやサービスの標準化を進めています。設立の目的は、「サービス及び商品の国際的な交換を容易にし、知識・科学・技術・経済に関する活動において、国際的な交流を助長する ため、国際的規模による標準化と、これに関するさまざまな活動を発展・促進すること」とされています。

「ISO９００１を取得する」とは何か？

組織としての仕事のやり方・判断の基準を決め、品質水準（当法人で言えばサービスの水準）を保つ。

第三者である審査会社が、その組織の品質マネジメントシステム審査（実地・文書審査）し、適合、不適合を判断する。（不適合・指摘事項があれば修正し、証拠を残す）

登録後も、定期的に更新審査があり、継続的な管理体制の維持をする。

つまり、「ISO９００１を取得する」とは、安定した品質のサービス提供ができ、自らの力で継続的に改善できる仕組みを持つ組織であるといえます。

ISO９００１が適用される範囲はどこまでか？

社会福祉法人敬仁会にてISO９００１が適用される範囲は、以下の施設です。

地域ケアセンター　　マグノリア

介護老人福祉施設　ル・ソラリオン

介護老人福祉施設　ル・ソラリオン名和

介護老人福祉施設　ル・ソラリオン葛飾

介護老人福祉施設　ル・ソラリオン西新井　

介護老人福祉施設　ル・ソラリオン綾瀬

介護老人保健施設　ル・サンテリオン

介護老人保健施設　ル・サンテリオン東郷

障がい者支援施設　敬仁会館

救護施設　　ゆりはま大平園

救護施設　　よなご大平園

保育所　　　 ババール園　

保育所　　　あやせババール園　

保育所　　　よどえババール園　

養護老人ホーム　シルバー倉吉

法人本部

ISO登録までの行程

実際には何をするのか？

平成１５年６月１４日の「キックオフ」より、ISO９００１取得へ向けた取り組みを行いました。登録までの行程は上記の図に従って進められましたが、「システムの構築」「システムの整備」などは各担当部門ごとに以下の内容について実施しました。

ISO９００１の導入によるメリットは？

では、ISO９００１を取得したことによって、以下のようなメリットが考えられます。

対外的

顧客（ご利用者の方）満足度の向上

品質（サービス）の安定化

企業の品質マネジメントシステムの確立が認知される

内部的

業務マニュアルによる合理的で迅速な業務遂行が可能になる

組織内の責任・権限の明確化と職員の意識・モラルの向上

施設内の部門間連携の強化

教育訓練による力量の高揚と能力開発

継続的に改善を実施する文化（風土）の定着

ＩＳＯ９００１品質マネジメントシステムのプロセスはご利用者の満足度向上を目的にした仕組みです。
この仕組みを継続的に改善しながらサービスに反映させる仕組みがＩＳＯ９００１にとっては重要になります。
組織内のシステム整備・構築を通じて業務水準の維持・業務効率の向上を図り、安心して選ばれるサービスの提供を実現するよう、敬仁会は努力していきます。