「ホスピス緩和ケア週間」啓発活動を実施しました

毎年10月の第2土曜日は「世界ホスピス緩和ケア・デー」です。2025年は10月11日(土)がその日にあたり、全国各地で「ホスピス緩和ケア週間」として、さまざまな啓発活動が行われました。
緩和ケアとは、病気による痛みやつらい症状を和らげるだけでなく、患者さんとご家族の心や生活の質を大切にする医療です。誰もが安心してその人らしく過ごせるよう支えることを目的としています。この活動は、「緩和ケアは死を待つ医療」という誤解をなくし、「病気がわかったときから始める緩和ケア」という正しい理解を広めるために実施されています。
今年で20回目を迎えるこの啓発活動「オレンジバルーンプロジェクト」に、当院の緩和ケア病棟も参加しました。期間中は、当院1階エントランスホールにオレンジ色の風船を飾り、緩和ケアに関するQ&Aやプロジェクトの紹介を展示しました。また、病棟紹介や啓発動画を放映し、患者さんの作品展示も行うことで、来院された皆さまに緩和ケアについて理解を深めていただく場となりました。
当院の緩和ケア病棟では、患者さんの「今」を大切にし、医師・看護師・リハビリ・栄養士など、多職種が協力して支えています。今後も、中部医療圏で随一の緩和ケア病棟として、皆さまに寄り添いながら緩和ケアの取り組みを続けてまいります。


