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虐待防止研修会を開催しました
1月21日(火)
在宅医療福祉センター全従業員を対象に『虐待防止研修会』を開催しました。
在宅医療福祉センターは、障害者総合支援法に基づく障害福祉サービスとして、①宿泊型自立訓練事業所あずさ、②ショートステイあずさ、③グループホームハピネス、④あずさパン工房、⑤中部障がい者地域生活支援センターを運営しており、毎年、虐待防止研修会を開催しています。
今年度は、”在宅医療福祉センターで働く全従業員が、虐待防止や虐待発見時の対応等に関して学びを深めることにより、現在行っているサービス提供の在り方を振り返り改善の機会とする”ため、
北栄町福祉課 但 馬 崇さん(生活支援室 主任・社会福祉士)を講師にお招きして『障害者福祉施設における障がい者虐待の防止について』というテーマ講義を受けました。
施設内虐待には『構造的な要因』があるとし、
①利益相反(援助を厚くするほど負担は重たくなる)
②マンネリ(こんなもので十分という意識)
③上下関係性(世話してやっている、教えてやってる)
④密室性(二人だけの間のこと)、閉鎖性(外に出ない、外からわからない)
⑤集団画一性(利用者の中でも多数の利益が優先される、
それが「平等」という言葉で正当化しやすい)
⑥悪意よりも、むしろ構造的な原因がある
などの例をあげてお話しされました。
まとめとして、虐待を防止するためには、
*職場の風通しを良くすること
*自分を知ること
*相手を知ること
*専門職としての技術を常に高める意識が大切
であると締めくくられました。
苦情解決・虐待防止委員会としては、今回の受講者アンケートを集計し研修の効果測定を行うとともに、次年度の研修に活用していきたいと思います。