仁厚会・敬仁会社会医療法人 社会福祉法人
仁厚会・敬仁会グループ

  • 背景色変更
  • 標準
  • 文字サイズ
  • 標準

医療福祉センター 倉吉病院 /仁厚会

病院案内

施設画像

TEL:0858-26-1011

事業案内

インフォメーション

燃え尽き症候群・うつ状態・うつ病について

3つのストレス解消法2

柳に風(雪)折れなし。ストレスを受け流します。ゆとり、くつろぎ。(エピクロス的生き方)

柳の木が風や大雪に強く滅多に折れることがない、そのようなイメージ、 動物が自然に適応して生きるように、無理をしない自然な生き方。「行雲流水」、「快こそ善なり」というエピクロス的生き方です。

1.異質なものへの気分転換

面白くて、しかも健全な趣味、娯楽、スポーツ、それも一生出来るものがよい(LIFE SPORTS、 LIFE HOBBY)人によって異なる。

特にスポーツは最高の気分転換の方法。筋肉を使い、汗をかくことによって、気分がリラックスする。また、ルールのある戦いの中で不満や怒り、憎しみ、性欲、攻撃性などのストレスを発散させることが出来る。

無趣味な人、あるいは仕事が趣味であるという人(このような人を仕事中毒、WORKAHOLIC といいます)はストレスを発散できないため、心身の病気にかかりやすい。

例えば軽いのものでは、日曜神経症・休日神経症という状態になります。これは、日曜・休日になると何をして良いか分からず、いらいらして不安が強くなるので、日直を代わってもらったり盆や正月でも会社に出て仕事をしなければ気が済まないというのは、殆ど病気の状態といえます。

このように、生真面目、きちょうめん過ぎる人は、気分転換やリラックスが出来にくく、ノイローゼや欝病になり易いので注意が必要です。

2.単調になることを避け生活に変化をもたせることが大切です。「変化とは休息であります。変化とは進歩であります。」

活動を止め、何もしないでいることが休息とは限りません。むしろ、全く違った性質の活動や仕事をすること。その場合ストレスがかかったほうが疲労回復、休養につながります。デスクワークで疲れた人は、例えばテニスの試合に全力を集中する。スポーツや筋肉労働で体の疲労が強い人(つまり体へのストレスが強い人)は、読書・音楽・麻雀や囲碁で楽しむことが,最高の気分転換と疲労回復に役立ちます。(その場合ベストを尽くすことが大切)

またそう重要でないところでは、仕事・勉強などをしながら休養するこつを覚えることが必要です。(ながら族・同時進行型の勧め)スポーツ・仕事の緩急(良い意味での手抜き)

3.ユーモアのセンスを養います。自分の失敗や間違いを笑ってすませる心。

人間の愚かさとか生きることの馬鹿馬鹿しさを距離をおいて眺める態度も必要です。心の病気にかかる人は、きまじめでいつも緊張しているという特徴があります。「焦るな。この瞬間をのんびり楽しめ!」という心構えが必要です。

CF.NOW’S THE TIME.(ジャズはアドリブを命としています。その瞬間、瞬間に完全燃焼をしなければなりません。麻薬の助けを借りてでもアドリブのインスピレーションを求めた破滅的なジャズメンも多い)

4.失敗や間違いに対して正直であることが大切です。(知的正直)

自分の失敗は認めたくないものであるが、それらを素直に認め、そこから教訓を引き出します。そして、次からはうまくやろうと決心したら、いつまでもくよくよしないことです。経験から学ぶことだが、ノイローゼや欝病の人はいつまでもくよくよして、この切り替えがうまく出来ないのが特徴であります。

5.「勢い使い尽くすべからず.幸い受け尽くすべからず」

私はよくこの言葉を躁うつ病の患者さんに示して、「まだまだ出来る状態でも、7ー8割くらいで止めて置きなさい。全てに腹八分目」と伝えます。しかし、病気になるような人は熱中し過ぎてやめれないことが多いので、そんな時はタイマーで時間をセットするなど工夫をして、時間がきたら絶対にやめるとか、他の仕事に切り替えるようにとアドバイスしています。特に、絶好調の時こそブレーキをかけて調子に乗り過ぎないことが大切です。5割以上の成功(勝率)なら良い(相撲)。2/3の成功(勝率)は好運と思わねばならぬ。

6.不意の出来事をいつも覚悟して、 何事が起こっても対処できる柔軟な心構えを持つことです。

「諸行無常」という言葉の本当の意味は、「全てのものは絶えず変化して行く」ということです。したがって、過去の固定観念・既成概念(思いこみ、きめつけ)にとらわれたりしないことです。全く予測しないことが起こるので、思い込みをしないことが大切であります。ちなみに、固定観念(思いこみ)は年をとるほど顕著になってきます。経験のマイナスということです。

栄枯盛衰は世の習い、「禍福は糾える縄のごとし」といいます。人の心も変わって行きます。水は低きに流れ、太陽は東から上るというようなあたりまえのことも、そうでなくなるかも知れぬと疑ってみることも必要です。

7.何事にも煩わされない平静な心(ATARAXIA)

物質万能、飽食の時代だからこそ少欲知足(足るを知る)ということも大切です。このような平静な心を保つためには、誰にも妨げられずにリラックスできる時間を毎日短時間でも必ず持つことです。(男の場合、書斎があれば理想的ですが、トイレの中、入浴中なども工夫次第で貴重な時間となります。ウォーキング・ジョギング・瞑想・座禅・ヨガ・自律訓練・POWERNAP などが出来れば言うことはありません。)(POWER NAP;火事の時でも瞬間的に落ちつくことが出来る方法)

 

 


3つの解消法まとめ

解消法1

解消法2

解消法3

解消法 その他