燃え尽き症候群・うつ状態・うつ病について
3つのストレス解消法(その他)
その他として(集団の立場、家族、友人)
家族・友人・隣人・職場の仲間などとうまくやっていく要領・生活技術を身につけることです。
苦しいときにそれを話せる相手がいることが大切です。
また家族や職場の仲間で力を合わせて共通の目標に向かって頑張ること。このためにはチーム・ワークが必要となり共感や連帯感が大切になってきます。
お互いが健康な自己主張をして、十分に話合い、合意点を見いだします。
西欧人が、自己主張的・言語的コミュニケーションであるのに対して、 日本人は非言語的コミュニケーションが主です。(腹芸・魚心あれば水心)
アメリカ人は、納得できるまで WHY を連発します。わが国では言いたいことを我慢しているので,ストレスが溜まることが多い。一杯飲み屋で上司の批判をしたり、会社の悪口を云わざるをえないのはこのせいでありましょう。この意味で自然に自己主張が出来るカラオケが日本で生まれたのは実に面白いことであります。
健康な自己主張
- 心から人をほめることができる。
- 言うべき時には、はっきりと「ノー」と断ることができる。
- 意見を求められたらはっきりと述べることができる。
- 人に忠告をすることができる。
- 逆上せずに怒ることができる。
- 好意や友情を言葉で表すことができる。
自分の性格をよく知り、自分にふさわしい生き方をします。(棲み分けをする・居場所を見つける)
また、自分の置かれた立場や周囲の状況、世の中の出来事・変化を良くつかんでうまく適応して行くことが大切です。(現実検討能力)
アルコール類も上手に利用します。
ストレスを解消する優れた安定剤として役にたつことがあります。(ただし、アルコール依存症・中毒になり易い人があるので、このような体質の人は絶対に飲んではいけません)
その場、その瞬間に、自分の出来ること、しなければならないことにベストを尽くします。
「無」「空」というのは、夢中になって他の事を全て忘れている状態です。時には腹八分目でなくて、110・ 120%のことを積極的に思い切ってやることも必要です。EG.フロー体験。
自分以外のものへの献身的活動(ボランティア的なもの)
強烈な生きがいをもたらすので身近なところでは、恋人・夫婦・友人などに対して。また、職場・社会・人類において、他人のためになるようなこと他人が喜ぶようなことをするのも重要なことです。(死の本能:自己犠牲的なもの・性自殺・全ての緊張から逃れて生物が発生した無機的なものへの永遠の回帰本能)
家族・友人への接し方(子ども・老人などを含めて)
- 理解的・共感的態度(評価・解釈・調査・支持)
- 傾聴する。話を一生懸命聞く。相手に話させる。聞き上手になる。
- 言葉の裏にある気持ち、感情を理解する(共感的理解)。
- 理解するということは相手を許すことである(受容的理解)