燃え尽き症候群・うつ状態・うつ病について
3つのストレス解消法3
悪玉ストレスを善玉ストレスに変えます。(1,2との共通していることが多い)
「苦しみを楽しんでやろう」「ストレスを使命感に変える」
耐えるだけではなく、ストレスを利用して身体や心を鍛えるやり方です。いわゆる過負荷の原則、スポーツ選手のトレーニング(特にパワー・アップはこれにあたる)
ただひたすら耐えるだけでなく、またストレスを有害なものとして毛嫌いせずに、それを歓迎し楽しむ方法であります。心地よいストレス・心地よい緊張.緊張の中の遊び心といってもよいでしょう。ストレスを解消する最もうまいやり方です。
1.ユーモアを楽しみ、よく笑うことです。
実験によると、笑いは脳内の ベータ・エンドルフィンレ レベルを高め、病気への抵抗力(白血球・キラー細胞)を増強することが明らかになっています。(β-エンドルフィン:生体内にあるモルヒネ様物質・ランナーズ-ハイ・針麻酔・臨死体験などはこのエンドルフィンが関係している)
このように、自分を客観的に眺め笑うことです。
2.全く質の異なったストレスをかけ、体験することが重要。
仕事以外のことにのめり込むこと、攻撃的な休日の過ごし方。
例えば、デスクワークや勉強、あるいは心配、苦労などで精神的ストレスがひどくなった場合。筋肉を使い、体を動かし、汗を流します。ウォーキング、水泳、その他のスポーツが最適です。いい加減に漫然とやるのでなく、必死になって対戦するとか、命がけでチャレンジすることが大切です。このときの満足感は、今までのストレスを吹き飛ばしてしまいます。
逆に、身体を酷使して疲れた場合は、囲碁・マージャンで勝負するとか、よい音楽・読書に陶酔することによってストレスを解消することが出来ます。
要するに仕事の疲れを取るには、仕事以外のことにのめりこむことです。攻撃的な休日の過ごし方といってもよく、このように脳内の全く異なった回路を使うことが大切です。
3.現実的で実現可能な目標を設定します。
一時に余りに多くの複雑なことをやろうとしても出来ません。分かりやすく、単純な目標をたてることです。自分の身辺を整理して出来ることを考え単純な目標をたて、それを一つ一つ実現して行きます。
4.つらいストレスに遭遇し頑張っているとき、その後に小さな報酬を必ず設けることです。
これが終わったら、デートするとか、行きつけの飲み屋でいっぱいやるとか、週末にはドライブ旅行・テニスなどのスポーツをするとか、個人個人によって異なりますが、スポーツ・趣味・遊びなど小さい楽しみ・喜びの報酬・・・・・・言葉を変えれば「ときめきのひととき」を用意することです。
この楽しく過ごすための仕掛は、数多くて変化に富んでいる方がよいです。一つ、二つだと義務になってしまうからです。(ときめきの時間、仕事を離れた空白の時間)!
5.結果より経過を楽しみます。(自分なりに良くやった)目的地主義でなく道中主義。
登山するとき、頂上を仰いでひたすら登るのも一つの方法。しかし、雲の流れ、小鳥のさえずり、路傍の花、高山植物などを楽しみカメラで写しながら一歩一歩登っているうちに登頂していたというのも良い。
良い3Kと悪い3K
経過:結果よりも経過。
傾聴:警告(説教)よりも傾聴。
検討:決定よりも検討、選択肢を与える。